日本中の人の心に眠る 誰も知らない宝物を いっしょに見つけましょう
私たちは今、家族や友だち、地域とのつながりなど、自分を育んできた大切なものをあらためて見つめ直しています。それは3.11 の震災をきっかけに、日本に暮らすひとりひとりの心の中に生まれた素直な気持ちです。

はじまりは瀬戸内海の小さな島の町を紹介する一冊の帳面。ひとりの女性クリエイターが今の自分を育ててくれた町を、自分の目線で、自分の言葉で伝えた小さな冊子を作りました。それを見た町の人々は、はじめて紹介された自分たちの暮らす町の昔話を楽しそうに話したり、町を訪れた観光客はそこに載っている場所を訪ねたり、やさしい波紋を町に広げたのです。
この営みは、2011年「クリエイターが社会に対してできること」をテーマにした大阪の展覧会で、34組のクリエイターが参加するかたちで発表され関西を中心に反響を呼びました。そして2012年2月、東京ミッドタウン・デザインハブ、5月に大阪のメビック扇町で、「my home town わたしのマチオモイ帖」特別展として、大きな波紋となり約340帖のマチオモイ帖が集まりました。そして2013年、地域の価値をより深堀りするために、日本全国13カ所で同時に「my home town わたしのマチオモイ帖 日本中がマチオモイの春!」が開催されます。

マチオモイ帖は、日本全国のデザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者などのクリエイターが、自分にとって大切な町、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、日本各地に眠る無数の価値を、それぞれの思いと共に小冊子や映像にして紹介するものです。そして多くの人たちの人や地域や社会に対しての思いと重なり合い、ゆるやかであたたかい共感の輪が広がり続けています。

ガイドブックにも載っていない町や、知らなかった町が、自分だけの視点で紹介されることで、今まで見たこともない景色や、新しい日本が見えてくるかもしれません。