わたしのマチオモイ帖2025 12 ⽉のワークショップ ⺟を編む

ODPフォーラム わたしのマチオモイ帖
12⽉のワークショップ ⺟を編む


「わたしのマチオモイ帖」は、⽇本全国のプロのクリエイターが、⾃分にとって⼤切な町、ふるさとの町、学⽣時代を過ごした町や、今暮らす町など、各地の町で育まれた「わたしだけの思い」を⼩冊⼦や映像作品にして紹介する展覧会活動です。

丸12年の公募と展⽰会を経て「マチオモイ帖」が持つ魅⼒は、作家、来場観覧者、地域に住まう⼈たち等、様々な⽴場の⽅とハートフルなコミュニケーションと関係性を醸成させてきました。

2026年3⽉に新作中⼼の展⽰会を開催予定ですが、それに先駆けて、改めてマチオモイ帖の今までの経緯やマチオモイ帖をクリエイターが制作する意味などに加え、『⺟を編む』というテーマに基づいたマチオモイ帖づくりのワークショップを開催します。

今回は特別企画として「母を編む」をテーマにした作品のみ、「母を編む」手紙部門を設置し、クリエイターの他に、一般の方の作品も募集します。ぜひクリエイター以外の方もご参加ください。

◇過去作品から母をテーマにした「マチオモイ帖」をご覧いただきます。
◇町内会メンバーによる、一部イベントの配信も予定しています。
◇前回の展示会時にマチオモイ帖の作家(有志)から集まった「ポストカード 震災チャリティー販売」も引き続き行います。(収益金は石川県へ寄付予定)

⽇時
2025 年 12 月 18 日(⽊)

時間
19:00〜22:00(21:00 からは交流会)

場所
ODP 交流サロン ⼤阪南港ATC ITM棟 10F ⼤阪デザイン振興プラザ内
https://www.osaka-design.co.jp/

定員
50名(事前申込制)

持ち物
あなたのお⺟さんの写真(プリント)
○お持ちでない方は、なくても大丈夫です。

参加費
1,500円(税込)※交流会費を含む
※クリエイターに限らず、マチオモイ帖づくりに興味のある方なら、どなたでも参加できます。

参加申し込みはこちら
https://forms.gle/YWrHUSZzs5ckm17c8


■プログラム

【開場】18:30受付開始 【開始】19:00

1.ご挨拶
〈⼤阪デザイン振興プラザ 所⻑ 増⾒浩⼀朗〉

2.マチオモイ帖の概要と歩み
全国約2,000組のクリエイターが「自分を育んだ町」を見つめ直してきたマチオモイ帖は、今年で14年目を迎えます。流れの速い時代だからこそ、クリエイターが社会に消費されず、自分の原点と魅力を確かめ直すための“帰る場所”が必要です。マチオモイ帖づくりは、その軸を取り戻し、次の創造につなげるための大切なプロセスであることをお伝えします。
〈マチオモイ帖制作委員会 清⽔柾⾏、⼩宮さえこ〉

3.⺟を編む ワークショップ
「母」をテーマにした、マチオモイ帖づくりの第一歩として、ワークショップを行います。小グループ(3〜4人)単位で、母のことを語り合います。後半では、3月の完成をめがけて、具体的な取材方法や編集方法などアウトプットのアイデアと〆切を共有します。

グループワーク1
「母のこと、そして母が過ごした“マチ” のことを話す」
ー母の生活圏・価値観・空気感を共有し、それぞれの原風景を可視化する時間。

グループワーク2
「どんな取材や編集の方法があるか考える」
ーインタビュー、写真整理、年表づくり、キーワード抽出など、物語を編む技法をクリエイターと探る実践のプロセス。
〈マチオモイ帖制作委員会 村上美⾹〉

4.マチオモイ帖制作ルール等の説明
レギュレーションおよび今後のスケジュール等について
〈マチオモイ帖制作委員会 船本あやこ〉

5.交流・質問タイム 21:00〜
会場参加のみなさまにはドリンクやフードを楽しんでいただきながら、展⽰作品の説明を⾏います。
■作品展⽰

マチオモイ帖の実物に触れていただくために、過去の作品からピックアップした冊⼦やポストカードなどの作品各10点程度を展⽰予定です。

主催
わたしのマチオモイ帖制作委員会、大阪デザイン振興プラザ(ODP)[大阪市・ATC]
〜⺟を編むについて〜

わたしのマチオモイ帖
⺟を編む。
わたしと彼⼥を結びなおす、ルーツの旅

「自分史をつくってみたいの」・・・80 歳になるマチオモイ帖スタッフの母の一言から生まれた企画です。とはいえ、“母”という存在は、ひとつの形には収まりません。産んだ人、育てた人、距離のあった人、役割が移り変わった人。家庭が多様化した今、母の物語もまたさまざまです。彼女が歩んできたまちの景色や記憶をそっと編み直してみることに、静かな意味が宿るのだと思います。⻘春の記憶、恋をした日の高揚、子どもを迎えたときの揺らぎ、手を離した瞬間の静けさ。伝えそびれた言葉や、胸にしまったままの想い。ワークショップでは、こうした“母を形づくる断片”をていねいに対話で拾いあげ、ひとりでは後回しにしてしまいがちな、「母のマチオモイ帖づくり」をみんなで考え、進めます。

「わたしのマチオモイ帖」

わたしのマチオモイ帖は、日本全国のデザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者などプロのクリエイターが、自分にとって大切な町、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、各地の町で育まれた「わたしだけのマチ」を小冊子や映像作品にして紹介する展覧会活動です。

この活動は2011年の震災の年に生まれました。故郷を思う一冊からはじまり、都市での大きな展覧会から、地域に根ざしたギャラリーや図書館、町の小さな本屋さんまで、大小さまざまな場所で、多くの人たちが語り、笑い、時には涙しながら共感の輪をひろげ、今まで約2000帖の作品が集まっています。

・新作募集は1年に1回定期的に行っていく予定です。
・ゆうちょ銀行との共同プロジェクトで、2013年より10年連続「ゆうちょマチオモイカレンダー」を発行しています。
・2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。
・電子書籍サービス「BCCKS」との取り組み(わたしのマチオモイ帖書店)も行っています。
・マチオモイ®は、「わたしのマチオモイ帖制作委員会」の登録商標です。


“MACHIOMOI-CHO” Exhibition

Machiomoi-cho is a movement that professional creators introduce their special town that they have an attachment to, such as their hometown, the town where they spent their school days, or the town where they live. Many designers, photographers, illustrators, movie creators, copywriters and editors present a booklet or a movie as the individual image of their precious town which was nurtured in each of their lives. This movement started in 2011, after the massive earthquake. It began with a booklet which was full of hometown love. The idea was supported by countless creators. They have held “Machiomoi-cho” exhibitions in a wide range of venues from a big site in a metropolis, a local gallery and a library to a small book store, where thousands of people enjoyed talking, laughing and sometimes moved to tears. The number of Machiomoi-cho contributed by such creators has grown to more than 2000.