「マチオモイ帖」×「ゆうちょ銀行」2025年版カレンダービジュアル募集
故郷のマチ、今暮らすマチ、旅先のマチ、祖母のいるマチ、名前も知らないマチ、でも誰かにとって大切なマチ。それぞれのマチを愛しみ、日々をていねいに暮らすための「マチオモイなカレンダー」を、クリエイターのあなたと共につくりたい。イラストや写真、グラフィックなど一枚のビジュアル作品で、あなたのマチを表現してみませんか?
2025年版の採用点数は「13作品」です。
全国の町を対象にした作品から、「表紙ビジュアル1点」「各月ごとのビジュアル12点」を採用します。
応募の手引きはこちら
その地域ならではの花が咲いたり、夕陽がきれいだったり。
自分のオモイに素直に向き合ったクリエイターさんの作品を参考に、あなた自身の表現方法を探ってください。
これまでのカレンダー掲載作品
兵庫県「元町通帖」
瓦せんべいがいつもあるマチが
「1月」のビジュアルに!
安田朋可さん (デザイナー)
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新潟県「分水帖」
桜並木のつづく、水のマチが
「4月」のビジュアルに!
名和和嘉子さん (グラフィックデザイナー)
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秋田県「湯沢帖」
白鳥が真冬を告げるマチが
「12月」のビジュアルに!
柴田菜奈子さん (イラストレーター)
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日本各地で活躍するクリエイターが参加。「マチ」をテーマに自分だけの作品づくりに向き合います。
東京都「阿佐谷帖」
イイダミカさん(イラストレーター)

小1~高1まで住んでいた杉並区でよく通っていた阿佐谷パールセンター商店街。8月になると「阿佐谷七夕まつり」が催され、商店主さん手作りのはりぼて飾りが、アーケードの天井からズラリと吊るされる様子を描きました。「ゆうちょ銀行」というビッグネームのカレンダーに採用ということで、友人・知人・親戚各方面よりお祝いの言葉がたくさん届きました。多感な時期を過ごし、たくさんの思い出があるマチをこうして形にできたことを嬉しく思っています。今夏はこのカレンダーに七夕まつりの予定を書き込むのが楽しみです!

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北海道「洞爺湖帖」
ほしみてるさん(イラストレーター)

私がテーマにしたのは、地元の洞爺湖です。子どもの頃、やりたかったけどできなかったことはなんだろう?と考えてて、その答えが、絵の具で思いっきり絵を描くこと!マチオモイカレンダーに応募しようと思ったのは、ちょうどそんな時でした。描いていくうちに、キラキラした洞爺湖畔が蘇りました。洞爺湖の女神様のお話も思い出し、今思う姿を描きました。カレンダーに選ばれ、お世話になっている地元の方々も喜んでくださり、たくさんの笑顔を見ることができました。女神様のパワーはすごい!楽しく描くことはとても大切だよと教えてくれたように感じました。

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福井県「三国帖」
福井彩乃さん(イラストレーター)

私は中学・高校と住んでいた福井県坂井市三国町の「三国祭り」をテーマに描きました。制作時は、昔のアルバムを取り出し、当時の写真を見ながら、いろいろなことも思い出しました。またカレンダー完成をきっかけに、ご無沙汰していた学生時代の友人と手紙で連絡を取ることができました。両親も全国版のカレンダーということで、とても喜んで親戚に自慢してくれていました。懐かしい友達との縁を再びつないでくれた「ゆうちょマチオモイカレンダー」に感謝です。

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香川県「いぶきじま帖」
peikoさん(アニメ背景家)

「わたしのマチオモイ帖」で描いた風景は、香川県にある小さい島「伊吹島」です。曾祖母の住んでいた島で、幼少期によく祖母と船に乗り、会いに行っていました。いつか島のイラストを描きたいな~と思っていて、「ゆうちょマチオモイカレンダー」の企画を知り応募させて頂きました。掲載されて自分が思っていた以上に、まわりの人たちが喜んでくれました。地元の友人たちは「郵便局でゲットして来たよ!」と知らせてくれたり、地元新聞「四国新聞」に掲載されてことを知らせてくれました。

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宮城県「七ヶ浜帖」
noaさん(カメラマン)

仙台市のカメラマンで、一児のママです。今しか出会えない表情やしぐさを大切に撮影しています。カレンダーに採用された作品は、七ヶ浜の「おはじきアート」を撮影したもの。東日本大震災の津波被害を受けた七ヶ浜の防波堤には、カラフルなおはじきで絵を描いた作品が連なっています。コミュニティの再構築のひとつとしてつくられたこの作品を、多くの方に見てほしいです。

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青森県「岩木帖」
Shintaro Tsushimaさん (カメラマン)

私は、青森の風景写真家です。インスタや展覧会などで北国の絶景を届けています。マチオモイ帖の作品として応募したのは、私が生まれ育った岩木町。この地区の山に咲くオオヤマザクラは圧巻で、どこまでも続くような総延長20kmの並木道は、「世界一長い桜並木」といわれるほど。雪国にとって待ち遠しい春を最大限に感じられるスポットです。コロナが長引くなかで、カレンダーになったことは嬉しいニュースとなり、家族や地元の友人たちが喜んでくれました。

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100歳のおばあちゃんとのマチオモイな時間が「表紙」のビジュアルに!
鳥取県鳥取市『浜坂帖』 マスタニトモエさん(グラフィックデザイナー)

祖母は昨年100歳になりました。鳥取の料理屋さんに生まれ、娘時代は満州にわたって和文タイピストとして働いていたひとりの女性は、やがて大阪に暮らすようになり、私の目の前に「おばあちゃん」として現れました。祖母は、伯父家族と同居していたので、逢いに行くのが楽しみでした。とりわけ、待ち遠しかったのが春休み。私たち兄弟と従兄弟たちは、祖母の春の帰省にあわせて、鳥取までバスに乗って、旅をするのが定番! 今回、「ゆうちょマチオモイカレンダー2024」の表紙絵に選んでいただいた作品は、そんな大好きな祖母と私たち孫の里帰りのワンシーンです。さて、鳥取に着いたら、目指すは「砂丘」です。風紋が美しい丘を、疲れを知らない子どもの足でどんどん歩きます。後ろには祖母やあば(祖母の姉の愛称※因幡地方の方言で「おば」の意)、どんなに距離が離れてもふうふう言いながら、二人は日傘を差して、お弁当をもって付いてきてくれました(表紙絵の左下は、その時の様子です)。祖母はいつも私たちの目線に立ち、やりたいことを尊重し、必要以上に手を出さず寄り添ってくれる人。現在は、介助なしで起き上がることも、歩くことも難しくなりましたが、今回のインタビューにあたり、当時のことをいろいろ聞きました。すると、昔の話をするのは楽しいねえ、とニッコリ。思い出を絵にするだけでなく、祖母と話したり、伯父と古いアルバムを眺めたりする時間こそが、マチオモイな時間でした。優しくて、キリリと頼れる面もあって、知的好奇心旺盛な祖母は、私の永遠の目標です。

「わたしのマチオモイ帖」とは
「わたしのマチオモイ帖」は、日本全国のデザイナー、写真家、イラストレーター、映像作家、コピーライター、編集者などプロのクリエイターが、自分にとって大切な町、ふるさとの町、学生時代を過ごした町や、今暮らす町など、各地の町で育まれた「マチへのオモイ」を小冊子や映像作品、ポストカードにして紹介する展覧会活動。東日本大震災のあった2011年にはじまりました。これまでに約2000作品が集まっています。2013年より、ゆうちょ銀行との共同プロジェクトで毎年「ゆうちょマチオモイカレンダー」を発行しています。

2013年度グッドデザイン賞受賞
応募の手引き
  • 募集期間
  • 2024年4月15日(月)~5月13日(月)
    応募は終了しました。沢山のご応募をいただきありがとうございました。
  • 参加資格
  • プロのクリエイター(※)、またはプロのクリエイターを含む個人やグループ、クリエイティブを学ぶ専修専門学校・大学・大学院に在籍する学生。代表もしくは監修者として、プロのクリエイターが関わる場合は、クリエイター×地域住民、クリエイター×学生(クリエイティブ系専攻以外)、クリエイター×子ども、クリエイター×家族、などのコラボレーション作品での参加も可です。
    ※「プロのクリエイター」の定義
    クリエイティブ分野(デザイン、イラスト、アニメーション、ライティング・編集、広告企画、IT、ファッション、写真、映像、音楽、出版、印刷、建築など)の産業に従事し、規模の大小を問わず、その事業で収入を得ている方。企業・団体内で上記クリエイティブ分野の業務に従事されている方、上記クリエイティブ分野のプロデュース、ディレクションに従事されている方を含みます。
  • 作品内容・点数
  • 町への想いを表現したビジュアル(イラスト、写真、グラフィックなど)1人(1組)3点まで。
    ※対象の町は、3点とも異なる町でも可です。
    地域の特色に加え、カレンダーの各月を彩る「季節感のある景色、祭、食べ物、特産物、場所」などが求められます。
    「ゆうちょマチオモイカレンダー」採用ビジュアルの傾向
    掲載歴はアーカイブページにてご確認いただけます。
  • フォーマット
  • Illustrator形式、Photoshop形式のテンプレートもご用意しておりますのでご利用ください。
    ※カレンダーへの採用が決定した場合、レイアウトによっては再度データをご提出頂く可能性があります。
  • 出展費
  • 無料
  • 選考会・採用決定
  • 2024年6月中旬
    ※「ゆうちょ銀行」と「わたしのマチオモイ帖制作委員会」にて選考します。
    ※採用・不採用は「わたしのマチオモイ帖制作委員会」からメールにてご連絡いたします。
    応募フォーム 必要記入事項
    タイトル 「○○帖」

    タイトル「○○○帖」は「実際にある町(地域)名+帖」にしてください。
    現在は使われていない町(地域)名でも可です。「都道府県」「政令指定都市」など広範囲にわたる地名は対象にせず、「町」以下まで絞り込むことが基本です。小単位での「町」を想うビジュアルであることが、この「マチオモイ帖」プロジェクトの趣旨です。(どうしても「町」で考えにくい場合は「市」「区」「郡」などの地域名も可です)下記は例となります。

    対象の町・地域名

    日本国内の町を対象にしたものに限ります。

    季節

    ビジュアルの季節感を、春・夏・秋・冬・オールシーズンから選択。

    町への想い

    1点につき200字以内。

    その他条件等
    注意事項

    お問合せ
    わたしのマチオモイ帖制作委員会
    〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1-10 ATCビル ITM棟10F 大阪デザイン振興プラザ 3号室
    E-mail:support@machiomoi.net

    主催
    わたしのマチオモイ帖制作委員会

    協力
    大阪デザイン振興プラザ(ODP)