小1~高1まで住んでいた杉並区でよく通っていた阿佐谷パールセンター商店街。8月になると「阿佐谷七夕まつり」が催され、商店主さん手作りのはりぼて飾りが、アーケードの天井からズラリと吊るされる様子を描きました。「ゆうちょ銀行」というビッグネームのカレンダーに採用ということで、友人・知人・親戚各方面よりお祝いの言葉がたくさん届きました。多感な時期を過ごし、たくさんの思い出があるマチをこうして形にできたことを嬉しく思っています。今夏はこのカレンダーに七夕まつりの予定を書き込むのが楽しみです!
カレンダーページを見る私がテーマにしたのは、地元の洞爺湖です。子どもの頃、やりたかったけどできなかったことはなんだろう?と考えてて、その答えが、絵の具で思いっきり絵を描くこと!マチオモイカレンダーに応募しようと思ったのは、ちょうどそんな時でした。描いていくうちに、キラキラした洞爺湖畔が蘇りました。洞爺湖の女神様のお話も思い出し、今思う姿を描きました。カレンダーに選ばれ、お世話になっている地元の方々も喜んでくださり、たくさんの笑顔を見ることができました。女神様のパワーはすごい!楽しく描くことはとても大切だよと教えてくれたように感じました。
カレンダーページを見る私は中学・高校と住んでいた福井県坂井市三国町の「三国祭り」をテーマに描きました。制作時は、昔のアルバムを取り出し、当時の写真を見ながら、いろいろなことも思い出しました。またカレンダー完成をきっかけに、ご無沙汰していた学生時代の友人と手紙で連絡を取ることができました。両親も全国版のカレンダーということで、とても喜んで親戚に自慢してくれていました。懐かしい友達との縁を再びつないでくれた「ゆうちょマチオモイカレンダー」に感謝です。
カレンダーページを見る「わたしのマチオモイ帖」で描いた風景は、香川県にある小さい島「伊吹島」です。曾祖母の住んでいた島で、幼少期によく祖母と船に乗り、会いに行っていました。いつか島のイラストを描きたいな~と思っていて、「ゆうちょマチオモイカレンダー」の企画を知り応募させて頂きました。掲載されて自分が思っていた以上に、まわりの人たちが喜んでくれました。地元の友人たちは「郵便局でゲットして来たよ!」と知らせてくれたり、地元新聞「四国新聞」に掲載されてことを知らせてくれました。
カレンダーページを見る仙台市のカメラマンで、一児のママです。今しか出会えない表情やしぐさを大切に撮影しています。カレンダーに採用された作品は、七ヶ浜の「おはじきアート」を撮影したもの。東日本大震災の津波被害を受けた七ヶ浜の防波堤には、カラフルなおはじきで絵を描いた作品が連なっています。コミュニティの再構築のひとつとしてつくられたこの作品を、多くの方に見てほしいです。
カレンダーページを見る私は、青森の風景写真家です。インスタや展覧会などで北国の絶景を届けています。マチオモイ帖の作品として応募したのは、私が生まれ育った岩木町。この地区の山に咲くオオヤマザクラは圧巻で、どこまでも続くような総延長20kmの並木道は、「世界一長い桜並木」といわれるほど。雪国にとって待ち遠しい春を最大限に感じられるスポットです。コロナが長引くなかで、カレンダーになったことは嬉しいニュースとなり、家族や地元の友人たちが喜んでくれました。
カレンダーページを見る祖母は昨年100歳になりました。鳥取の料理屋さんに生まれ、娘時代は満州にわたって和文タイピストとして働いていたひとりの女性は、やがて大阪に暮らすようになり、私の目の前に「おばあちゃん」として現れました。祖母は、伯父家族と同居していたので、逢いに行くのが楽しみでした。とりわけ、待ち遠しかったのが春休み。私たち兄弟と従兄弟たちは、祖母の春の帰省にあわせて、鳥取までバスに乗って、旅をするのが定番! 今回、「ゆうちょマチオモイカレンダー2024」の表紙絵に選んでいただいた作品は、そんな大好きな祖母と私たち孫の里帰りのワンシーンです。さて、鳥取に着いたら、目指すは「砂丘」です。風紋が美しい丘を、疲れを知らない子どもの足でどんどん歩きます。後ろには祖母やあば(祖母の姉の愛称※因幡地方の方言で「おば」の意)、どんなに距離が離れてもふうふう言いながら、二人は日傘を差して、お弁当をもって付いてきてくれました(表紙絵の左下は、その時の様子です)。祖母はいつも私たちの目線に立ち、やりたいことを尊重し、必要以上に手を出さず寄り添ってくれる人。現在は、介助なしで起き上がることも、歩くことも難しくなりましたが、今回のインタビューにあたり、当時のことをいろいろ聞きました。すると、昔の話をするのは楽しいねえ、とニッコリ。思い出を絵にするだけでなく、祖母と話したり、伯父と古いアルバムを眺めたりする時間こそが、マチオモイな時間でした。優しくて、キリリと頼れる面もあって、知的好奇心旺盛な祖母は、私の永遠の目標です。
タイトル「○○○帖」は「実際にある町(地域)名+帖」にしてください。
現在は使われていない町(地域)名でも可です。「都道府県」「政令指定都市」など広範囲にわたる地名は対象にせず、「町」以下まで絞り込むことが基本です。小単位での「町」を想うビジュアルであることが、この「マチオモイ帖」プロジェクトの趣旨です。(どうしても「町」で考えにくい場合は「市」「区」「郡」などの地域名も可です)下記は例となります。
日本国内の町を対象にしたものに限ります。
ビジュアルの季節感を、春・夏・秋・冬・オールシーズンから選択。
1点につき200字以内。
わたしのマチオモイ帖制作委員会
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E-mail:support@machiomoi.net
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大阪デザイン振興プラザ(ODP)